コモディティは純粋にキャピタルゲインのみを追求する金融商品である。原油を持っていても配当は出ないし、トウモロコシを長期保有しても腐るだけだ。一方株式なら配当、債券なら利払いというインカムゲインがある。そのため長期で再投資していれば複利効果も期待できる。値動きが一切ないと仮定すれば、確実に資産が殖えていくのが株式と債券なのだ。
よって長期分散投資におけるコモディティ投資はそれにかかるコストが非常に重要になってくる。いくら世界がインフレになり、コモディティが上昇しようとも、信託報酬や手数料がたくさん取られるようなファンドはインフレ率が手数料に負けてしまい長期分散投資には向かない。
それではコストの面から実際にコモディティファンドを比較検討してみたいと思う。モーニングスター検索で
「コモディティ」でヒットしたファンドは16本。これらの中からネットで買付できるものだけをピックアップすると以下の8本になる。パーセンテージの表示は販売手数料だ。
◆GSCI:エネルギー75%、24の商品先物 ⇒野村-グローバル・コモディティ・オープン(毎月分配型)
:イートレード・ジョインベスト:3.15%
◆GSCIライト:エネルギー38%、24の商品先物 ⇒ニッセイ コモディティファンド
:イーバンク・マネックス・ジョインベスト:2.1%
◆DJ-AIG:エネルギー33%、7つのセクターの19品目 ⇒住信コモディティ・オープン
:イートレード・楽天・イーバンク:1.05-3.15%
⇒AIG コモディティファンド(1年決算型)
:楽天・フィデリティ:1.05%
⇒AIG コモディティファンド (毎月決算型)
:ソニー銀行・フィデリティ:1.05%
⇒日本-コモディティ・インデックスオープン
:イートレード・イーバンク:3.15%
◆DBLCI:エネルギー55%、6種類の商品先物 ⇒損保ジャパン-DBLCIコモディティ6
:イートレード・楽天・ジョインベスト・フィデリティ:1.05%
◆RICI:エネルギー44%、36種類の商品先物 ⇒ダイワ・コモディティインデックス・ファンド:大和:2.1%
GSCI はメジャーなインデックスの割には取り扱い証券が少ない。GSCI連動の海外ETFもあるんだけどな。反面、DJ-AIGのラインナップの多さが目立つ。DJ-AIGはエネルギー商品に偏らない分散投資ができる所が評価されているのだろうか?DBLICは1本しかないが取り扱い証券会社が多いので人気のあるファンドであることがうかがえる。RICI連動のファンドも一応掲載したが金額が500万からなので比較検討からは除外する。
これらの中から各インデックスより1本づつファンドをピックアップしてみたい。